赤ちゃんは、妊娠7ヶ月くらいから音に応じるようになります。ですから、生まれてすぐの赤ちゃんも音によく反応します。
しかし生まれてくる赤ちゃんの1000人に1人は、聴力障害があると言われています。
近年、新生児期に聴覚障害の有無を自動的に判定できる検査装置が開発され、最近では生後すぐから
聴力検査が行えるようになりました。
きこえの障害は、はた目には「みえない」ため、気づかれにくいという特徴があります。また「ことばが聞きとりにくい程度の難聴」があると、話しことばの発達が遅れてしまい、ある時期が過ぎてしまうと発達するのが難しくなると言われています。
「聴覚障害の早期発見、早期治療が
その後の療養につながり、正常に言葉を習得できる可能性が高まる」という
報告がされています。
新生児聴覚検査 |
■ 検査方法 |
器械を使ってささやき声程度の音を赤ちゃんに聞かせ、その反応を
みるもので、赤ちゃんに痛みを感じさせることもなく安全に検査ができます。
この検査の結果、詳しい検査を必要とするお子さんについては、からだの成長をみながら時間をかけて正確に判断します。 |
■ 検査対象 |
希望者のみ |
■ 検査時期 |
生後4日目に行います。 |
■ 料 金 |
長崎県内・・・1,500円、 県外・・・2,000円 |

「胆道閉鎖症」とは、生まれつき又は生後まもなく肝臓と十二指腸をつなぐ胆管がつまり、肝臓で作られた胆汁が腸に流れなくなる病気です。放置すると胆汁が肝臓に溜まってその組織を壊し肝硬変を引き起こします。いったん肝硬変になると完治は難しく、生命が脅かされることにもなります。
この病気を治すには肝臓と腸をつなぐための手術を受けることが必要ですが、手術は専門の医療機関で治療を受ける必要があります。生後2か月以内に受けると良好な結果が期待できますので、入院・検査に要する日数も考慮すると、1か月健診の際までに発見することが望まれます。
胆道閉鎖症スクリーニング として、生後2週目に尿検査を行っています |
■ 検査対象 |
希望者のみ |
■ 検査時期 |
生後2週目 |
■ 料 金 |
1,000円 |
|